【がらっぱ共和国】薩摩国一之宮 新田神社【天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命】

Youtube 水無月の日本探訪記
【がらっぱ共和国】道をゆくNo.22 薩摩国一之宮 新田神社【天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命
https://youtu.be/yDDKk5uF--8

 

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九州は鹿児島の薩摩川内市にある新田神社。
ここは薩摩国の一之宮。
鹿児島が中心地のイメージがあるけど、古代はこちらが中心地だったんだな。

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今では、カッパが支配する国となっているようです。

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というのは冗談なのですが、ここには昔からカッパの逸話が多くあるようで、平成の世の中においてもこの2体のがらっぱ像が誰も知らぬ間にいつのまにか高台に鎮座していたという。
昔の逸話はよく聞くけど今だにこういう話が残っているのは実に珍しい。
この手の話はインターネットでは小さすぎて収集できんので、現地に足を運ぶしかない。
昭和中期くらいから隆盛した民俗学というのはこういった地元の人では当たり前過ぎて流れていく話を収集し体系化したもの。
収集し残してくれた先人に感謝。
今の人もこういった話を後世に残してゆく必要があると思うので
俺はこういう旅行をやめることはない。
と、カッパの話でつい熱くなってしまったが薩摩国一之宮のお話。

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御祭神は瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)。
天照大御神の孫に当たる人物で、高千穂に天孫降臨され日本侵略を開始した神様である。

 

古事記での正式名称は
天邇岐志国邇岐志天津日高日子番能邇邇芸命
(あめにぎしくににぎしあまつひこひこほのににぎのみこと)
という、3文字目くらいでもう読むことを諦め、一番名前の長そうな人という位置づけになる人。

 

この名前見ると日本人の先祖はこういう長い名前名乗ってたんだなーと感慨深い。
ま、現代人は名前短くされてるだけなんだがな。
本来は姓は苗字ではなく、住んでいる土地や国のあと、氏族を表す氏があり、仕事を表す官位である姓があり、そこらへんが歴史をたどる中で短縮され今の名字となる。
源、平、橘、藤原など、他にもあるんだろうね、一般的なのはここらへんだけどそういうのがないルーツの人もいるだろう。
この4つしか無いとは思えないし。
という観点、要は現代人の感覚で言う名字と名前の概念からは長すぎるな、と感じるけど

 

天 | 邇岐志国 | 邇岐志 | 天津 | 日高日子 | 番 | 能 | 邇邇芸 | 命

 

と区切ると

命=偉い人
邇邇芸=ににぎという名前
能=~~の
番=~~にいる
日高日子=偉い人の子供
天津=天の国に所属する
邇岐志=行政区
邇岐志国=今で言う県とか国
天=所属する組織

 

というような感じで読み解け無いでもないかなーと思う。
学者でも研究者でもないからしらんけど。
でも、想像して楽しむのは俺の自由。
ちなみに子供は先日対馬で紹介した山幸彦、海幸彦
さらにその子供は鵜草葺不合命。
そして鵜草葺不合命の息子である神武天皇へ続き、神武天皇はこの九州から本州へ東征を開始する。
こういう日本の現代まで続く朝廷や皇室というもののルーツというか日本の歴史そのものが開始され始めた事に関連する場所。
この後中心地は大阪を経由して奈良に移るのだが、その時代における九州の宮崎とか鹿児島の東あたりで起きた隼人の乱とか考えると、足元安定してないのに近畿に行けるのかな?と思う。
東征とかいいつつ実は東に逃げたんじゃないの?的な思いもある。
歴史は勝者が書くものだし、もう今じゃ全然わからんね。
古くからある神社で口伝で残る伝承なんか本当のこと言ってるんじゃないかって思うわ。
ここには瓊瓊杵尊の墓もあるようだし、歴史古い場所であることは確か。
ほんと、面白いところには面白い伝承があるもんですな。

 

 

 

 

 

 

<新田神社へのアクセス 鹿児島からマイカー>

goo.gl

 

オススメコース(鹿児島中央->蒲生八幡宮(日本一の木)->新田神社)

goo.gl

 

<新田神社へのアクセス 公共交通 川内からバス>

www.city.satsumasendai.lg.jp

川内駅から新田神社まで、150円約18分です。

 

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https://youtu.be/yDDKk5uF--8