【種子島】鉄砲伝来の地【根来衆】

Youtube 水無月の日本探訪記
種子島】鉄砲伝来の地【根来衆
https://youtu.be/J82DTtoEOsM

 

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昨日の鉄砲の話したのでせっかくなので伝来について。


1543年8月25日倭寇を名乗る対岸の大陸の人の船に乗り込んでいた

ポルトガル商人から日本に鉄砲が伝来した。

教科書にのる頃には色々情報が端折られて「ポルトガル商人から」になっているが、実は大陸人のかたる倭寇というのが実態。

 

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彼らが漂着したのが種子島門倉岬

時の権力者の種子島は、ここの岬に流れ着いた異国船を曳航し修理を行っている最中に鉄砲を売いとる。

 

 

一本は島津氏に献上し、一本は解体し量産化を計画する。

種子島は砂鉄の豊富な地であり、この砂鉄を有効活用するために根来の坊さんを呼び製鉄の殖産を行ってる最中だった。

 

根来の坊さん

1日1つの鏃作成が1つの徳を積む

という狂った宗教観で生きる武装僧侶傭兵集団でもある。

旅行しているとこう言う狂った日本観を発見できるのが実に楽しい。

 

種子島はこの鍛冶屋に量産化を命令する。

 

 

当時ネジという技術は日本には無く、鍛冶屋はネジの作成だけができなかった。

それ以外は作れたってんだからそれはそれで凄いんだが。

 

 

 

鍛冶屋は自分の娘をポルトガルに嫁がせ、ネジの作成方法を聞き出す。

これによって日本は鉄砲の量産が可能になり、半年後には数十丁の鉄砲を作成している。

この技術は根来の坊さん紀州に持ち帰り根来衆鉄砲傭兵化する一因になり

製造方法が広がり日本が鉄砲大国へ進んでゆく。

そんな歴史の発端になった場所である。

 

 

種子島の鉄砲博物館にはいろいろな種類の鉄砲が展示されている。

火縄銃の単発性を改良するために、薬莢のように火薬のカートリッジ化をした早合

ヴァルカン砲のように複数の銃身を纏め連射性を求めたもの。

火縄銃の概念はそのままに改良や試行錯誤の形跡を楽しめるので

種子島へお越しの際は是非とも見学していってほしいです。

 

 

なお、毎年8月25日の周辺の日曜には種子島鉄砲まつりが開催される。

全国から鉄砲隊が集まり鉄砲の演舞が行われる。

TVなどで見る火縄銃の音は乾いているが、実際に聞くと空気を震わす振動が凄まじい。

音響での恐怖効果があるというのも実に納得できる。

 

 

あと、海岸で行われる花火大会も素晴らしい。

真っ暗な中で打ち上げられるうつくしい花火は必見。

 

 

 

<西之表港から門倉岬へのアクセス 徒歩>

goo.gl

Google曰く10時間で行けるらしい。

いやー、徒歩は無理だわ。

 

<西之表港から門倉岬へのアクセス マイカー>

goo.gl

 

<西之表港から門倉岬へのアクセス 公共交通>

西之表港から南種子町役場前

http://www.city.nishinoomote.lg.jp/material/files/group/89/kansen20200104.pdf

 

南種子町役場前から門倉岬(平日のみ)

http://www.town.minamitane.kagoshima.jp/assets/files/pdf/kikaku/MCBtimetable20200327.pdf

100円

 

ちょっと非現実的なのでレンタカーもしくは観光タクシーで回ったほうがいいかもしれませんね。

 

www.city.nishinoomote.lg.jp

 

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https://youtu.be/J82DTtoEOsM