【読書感想】ヒグマとの戦い

ヒグマとの戦い
西村 武重 (著)
ASIN ‏ : B096ZCS5B5
出版社 ‏ : 山と溪谷社 (2021/6/19)

を読んで。

 

大正から昭和にかけて北海道、主に根室北方領土にて活動していた

「西村武重」さんの手記を編集した本。

 

本の題名のとおり、主にヒグマとの戦いを主軸とし、北方先住民族との交流や

やれそうな事は全部自分でやるという当時としては当たり前だが、今の世の中ではなかなか難しくなってしまってきている事が淡々と記載されている。

当時の生活、主に狩りを通じての食料確保、自然との戦い、そのなかでもヒグマとの戦いをリアルに書かれている。

現代において本書から学ぶことはあまり無いとは思うが、当時の生活に思いを馳せ

現代に生まれてきたことを心から喜べることはできると思う。

気分転換にはもってこいの本である。

 

この当時、カラー写真があればと思う。

未開拓の北海道原野はどういう感じだったのか見てみたいなぁ。。。

この世の終わりを感じさせる野付半島とか当時の姿を見てみたい、この手の失われていく景色というものは何らかの形で、残せる人が残していく事が大事だと思うんだ。