【国宝】根来寺と鉄砲【一日一鏃】
・Youtube 水無月の日本探訪記
【国宝】根来寺と鉄砲【一日一鏃】
https://youtu.be/ODC0f0PX4U8
和歌山にある国宝 根来寺 大塔とその歴史。
まずは、根来寺の場所について。
和歌山の東側に位置し、高野山の西であり、たま駅長で有名になった貴志川線の本社がある伊太祁曽神社の北、関西国際空港の南に位置します。
日本構造線の真上にあるお寺です。
鉄砲伝来での話でも出てきた根来の坊様の本拠地です。
倭寇の船に乗っていたポルトガル人から鉄砲を買い取った種子島の若き君主のもとに製鉄の殖産を行いに来ていた根来の坊様が鉄砲を入手し、持ち帰りここでも量産を開始したという位に鉄砲と関係が深い。
こういう鉄砲の年表みてみると、鉄砲を受け入れた側の視点からみた鉄砲の歴史も面白い。
種子島でも量産化めざしてたけど、ここはここで持ち帰った一本からリバース・エンジニアリングして複製してたのね。
しかし、なんで有馬晴信だけが洗礼名なんだろうか
ドン・ジョアンなんて言ってもマニアックな人にしか通用しないだろうに。
この年表みてると書いてる人の立場は、キリスト教徒をちゃんと洗礼名で呼ぶところを見ると立派な宗教としての根来衆の立場で書いているし、堺が信長に屈するという記述見てもやられた側の視点で書かれているのがいい。
こだわりを感じるね。
この人がこの地に福音(鉄砲)をもたらした張本人。
ルイス・フロイスから見た根来衆の話も面白い。
宗教家なのに軍事訓練に明け暮れ、鏃を作るのが徳を積むというの戒律という当時の狂った宗教観を残してくれている。
まぁ、イエズス会自体も狂っているが。
力こそが正義の時代ですね、植民地のための宗教ですものね、イエズス会って。
この当時の外国人の評価は偏っている部分もあるが、この程度のことを面白おかしく書いても仕方ないのでこれは事実なのであろう。
この日本史も読んでみたいとは思うけど、未だ手にしていない一冊でもある。
ちなみにこの根来寺は、春の桜の季節のみ入館料がかかりますがそれ以外の時期は無料です。
こんな素晴らしいところ春以外は無料だなんて!!
って思い、受付のおばさんに聞いたところ、「春以外は人いません。」とのこと。
うーん、ここだよね、こういうのをもっと盛り立てていきたいわけですよ。
<和歌山から根来寺まで 徒歩>
15キロ!なかなかいい距離ですな。
<和歌山から根来寺まで 公共交通>
根来寺のHPが実にわかりやすかったのでリンクしておきます。
・Youtube 水無月の日本探訪記
【国宝】根来寺と鉄砲【一日一鏃】
https://youtu.be/ODC0f0PX4U8