【灌漑】白水ダムと円形分水【日本一美しいダム】
・Youtube 水無月の日本探訪記
【灌漑】白水ダムと円形分水【日本一美しいダム】
https://youtu.be/F2pLe6tjhq8
日本一美しいと言われている大分の白水ダムと円形分水。
まずは、白水ダム。
正式名称は[白水溜池堰堤]
日本の名称ルールでは堤体高15m以上がダム、以下が堰堤なので、正式には堰堤なんです。ここ。
でも面倒なので白水ダム。
このダムの特徴は、左右の両岸の仕組みにある。
右側の壁面には階段が
左側の壁面にはスロープが
両側とも水の勢いで壁面が削られないようにする仕組み。
この阿蘇山周辺の土地は火山の活動で出来た火山灰の堆積物で出来ている土地なので
とにかく弱い
ダムの周辺の土地ですらこのように大雨が降るとすぐに崩壊する土地。
このままダムにすると左右の岸壁が水圧で削られてしまう。
そこで如何に勢いを殺すかということで実装されている仕組みがこの両岸の階段とスロープ
右側のほうが段差をつけることにより勢いを破壊し、よりエネルギーを消費させ勢いを殺し
左側はスロープにすることで勢いを殺すものの、エネルギーを上手く流れさせ下流に向かわせる仕組みがなされている。
川の流れ的に左側の壁のほうが水の圧力を受けるため、なるべく自然な形で衝突させないためにカーブさせているんだろう。
逆に右側は急に流路を変形させているため、勢いを殺すための十分なスペースを確保できないため段差で無理やりエネルギーを殺しているのだろう。
昭和初期に作成されたダムですが、細かいところまで計算されて作られている。
なし。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
この白水ダムとセットで見に行ってもらいたいのが、更に上流部にある円形分水。
正式名称は[音無井路十二号円形分水]
上流部の川から暗渠で2kmほど導水し、サイホンの原理で水を穴から出させる。
この円筒の上部の小窓から均等に水を出すことで、この小窓の個数で割り当てる流域に水を流すことで正しい割合で水を供給できる仕組み。
いやー、いいね、先人の知恵だね。
どの流域にどの割当水を流すかさえ決めてしまえば、均等に正しく水を配水することが可能になる仕組み。
この円形分水は、大分だけでなく日本各地に存在する。
と思って調べてみたら全国に14個しかないのね。
これはめぐりがいがありそうですな。
是非とも、先人の積み重ねの上に現代の人々の生活が成り立っていることを忘れないでくださいね。
<白水溜池堰堤(白水ダム)から音無井路十二号分水まで 徒歩>
<白水溜池堰堤(白水ダム)から音無井路十二号分水まで 公共交通>
なし。
ある訳がねぇ。。。
・Youtube 水無月の日本探訪記
【灌漑】白水ダムと円形分水【日本一美しいダム】
https://youtu.be/F2pLe6tjhq8