【読書感想】ホハレ峠: ダムに沈んだ徳山村 百年の軌跡
ホハレ峠: ダムに沈んだ徳山村 百年の軌跡 Kindle版
大西 暢夫 (著) 形式: Kindle版
ASIN : B089Y7V6XV
を読んで。
先日ご紹介した
こちらの藤橋歴史民俗資料館で知った徳山ダム建設について。
このダムというものについて詳しく調べてみてみるとダムに村が沈んだ後で
ダムに沈まなかった土地にまだ集落があるものの、なかなかアコギというか
一般的にはアウトだろっていうやり方で立ち退きを強いたケースがあったことを知る。
直接そことは関連のない話ではあるのだが、ダム作ったあとでも
その道の繋がっていない場所で暮らしていた人がいること知る。
そんな人の物語。
この村で生まれ、育ち、たった一代で先祖伝来の土地を手放してしまったそんな
人たちの物語。
一人の女性と40年追い続けたカメラマンの二人の物語である。
女性の語りを聞きながら思い出の場所をめぐり思いを馳せるこの情熱に引き込まれる。
一生をつぎ込むだけの情熱を持って何かに当たる、そんな素晴らしい
話がここにあります。
どうかこの本が貴方にとって素晴らしい一冊になりますように。