【現役炭鉱】太平洋炭礦炭鉱展示館【釧路コールマイン】

Youtube 水無月日本探訪記
現役炭鉱太平洋炭礦炭鉱展示館釧路コールマイン
https://youtu.be/l7XuufU0CEI

 

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太平洋炭礦炭鉱展示館、いわゆる現釧路コールマインの展示館。

日本でも唯一?の現役炭鉱。

どこからどこまでが現役と呼ぶべきか線引が難しいので。。

 

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場所は釧路駅から近く。

釧路コールマイン本社の真北の丘の上にある。

 

 

なお、この鉱山は先程も言ったとおり現役なので坑道が掘られている。

 

この釧路炭鉱の大まかな流れであるが

1920(大正9)年4月に太平洋炭礦株式会社が創業、本格的な採炭が開始された。
1970年代以降、日本全国の炭鉱が閉山を開始したが、2002(平成14)年まで採掘を続けていたが、その後地元企業出資の新会社「釧路コールマイン株式会社」に引き継がれた。

その後は、海外の研修生を受け入れ、採掘技術の継承と安全教育を実施する。

池島炭鉱と同じような流れになっている。

 

 


ここで採掘された炭は磯子の火力発電所にて利用されていた(確か。。。)。
が、調べてみると今は、釧路にも火力発電所が作成されここで利用されているようだ。

2011年の例の事故以降、原子力から火力に逆戻りしたおかげで10年前に見学した時ですら、石炭の高効率化を目指していたのだから今では更に高効率の火力発電所になっているに違いない。
当時は九州長崎池島と同じで海外の研修生の教育のみとしての炭鉱だったのが、2020年の採掘量として27万トンの採掘をしているようだ。
この釧路にある釧路火力発電所では石炭(20~25万トン/年)使用しているとのことだから自分のところのみの採掘をしているみたいですな。
ということは川崎品川どっちかの石炭は輸入に切り替えたのかな。閉鎖したとか聞かないし。

 

 

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坑道は釧路コールマインから南に地中に掘られ、海の地面の下を掘り進んでいます。

途中、湖のそばの選炭工場に向けて坑道が枝分かれしています。

実際はもっと枝分かれしていると思いますが、そこまではわからないので。

 

 

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こちらが展示館のとなりの体育館。

 

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丘の上にこのようなでかい機械があるので場所がわからなくなることは無いです。

 

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玄関には、日本一の大塊炭が出迎えてくれます。

こうやって見るとたしかに石炭は植物の化石っぽく見えなくもない。

この写真は2011年11月にお伺いしたときの写真。

当時は東日本大震災の後で電力需要の高騰で火力発電所のフル稼働が続いてた時代

まさか10年後もまだ原子力発電所が稼働していないなんて事態になるとは思わなかった。

 

 

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坑道の内面模型。

海の下をこういうふうに掘っているんですな。

 

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御祭神はやはり山の神様である「大山祇」でありますな。

 

 

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石炭層の紹介。

釧路で取れる石炭は純度が高く、不純物である硫黄の含有量が少なく

そのままストーブに使えるレベルの高級品。

 

 

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炭鉱に行くと大体あるこの手の入坑装備。

ゴムをかぶせて漏電対策はバッチリ!!

でないと静電気で引火しちゃいますからね、引火したら坑道を水で沈める以外対策がないので要注意。。。

 

 

 

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選炭工場全景。

飛行機で釧路に来るとこれが見えてた気がする。

 

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展示は地上と地下に分かれており、重機展示は地下になる。

 

コンベアーと天井を抑える機械と、採掘をする機械、酸素を送り込む機械がセットになっている。

 

 

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天井を抑えながら、回転する重機で石炭の壁を壊しながら採掘する。

この際、水をかけながら回転させることで火花を無くし引火する可能性を低くしている。

 

この釧路コールマインでは外国人研修生の受け入れをしており、採掘技術のトランスファーと安全教育のおかげで海外における炭鉱の事故が激減した上に採掘効率もかなり上がったようだ。

そのおかげで今海外から石炭が安定供給されているとのこと。

 

・広報くしろ平成28年2月号「受け継がれる炭鉱技術と見直される石炭の役割」【PDF形式:5.5MB】

https://www.city.kushiro.lg.jp/common/000181995.pdf

 

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近くでみるとなかなかの迫力。

 

 

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最後に石炭の貯炭場。

 

正直、Amazon アフィリエイトも含めてネタなので

よくこんなの見つけたな、と思ったらクスッと笑ってクリックしてやってくださいまし。

 

<釧路駅から太平洋炭礦炭鉱展示館までのアクセス 徒歩>

goo.gl

大体釧路駅から5.5キロに位置しております。

歩いて一時間ちょいくらいですかね。

 

<札幌駅から太平洋炭礦炭鉱展示館までのアクセス マイカー>

goo.gl

札幌駅からは約300キロ、やっぱり北海道はでかい!!!

 

<釧路駅から太平洋炭礦炭鉱展示館までのアクセス 公共交通>

釧路駅から「白樺曙団地線」にのり「スカイロード」下車。

360円/大体15分

朝/昼/夕方に集中してバスが出ているようです。

http://app.softbeat.co.jp/kbustime/rosentables/7/1/1

 

 

 

Youtube 水無月日本探訪記
現役炭鉱太平洋炭礦炭鉱展示館釧路コールマイン
https://youtu.be/l7XuufU0CEI